オナ禁のメリットなし!自慰行為、性行為のメリットに迫る

オナ禁をすると、集中力が上がるとか肌が綺麗になるとか、人生が変わった、と一度はこんなフレーズを聞いたことがあるかと思います。

しかし、科学的にはどうなのでしょうか?

オナ禁、と自慰行為、性行為のメリット、デメリットについて考察していきましょう。

目次

オナ禁とテストステロン

男性ホルモンと言われる、テストステロンについてです。

テストステロンは、男性の健康を支えるステロイドホルモンの一種になります。

男性としての機能の維持、筋肉の量を増やしたり強度を高めてくれるため筋肥大にも重要なホルモンです

テストステロンが多いと筋合成もより活発になると言われています。男性の筋肉がつきやすいのは、女性の15倍もテストステロンが多いためです。

射精をすると、テストステロンが下がると言われていますが、これは一時的なものであり、数時間もすれば元の値に戻ります。

では、オナ禁はどうでしょうか?

オナ禁すると、テストステロンはわずかな期間、わずかに上がる

2003年の中国での研究です。

1週間オナ禁をした場合、1~5日はテストステロンの値に変化はありませんでした

しかし、7日目にはテストステロンの上昇が認められました。

ただ、この研究にも落ちがあり、8日目になるとテストステロンの数値は元に戻ったそうです。

研究対象の方によっては、最初よりも数値が下がってしまった人もいたそうです。

オナ禁を3週間続けると僅かに上がったという研究もあるそうです。

ただし、睡眠不足、ストレスでもテストステロンは減少してしまいます。

オナ禁がストレスになってしまうようなら、かえって逆効果になりかねませんので、気を付けて下さい。

筋トレのパフォーマンスと射精

研究結果からいうと、運動前(12時間前)の射精パフォーマンスに影響はありません

ただし、これはケースバイケースといえます。

射精後の落ち着いた状態を賢者タイムとも呼びますね。

この賢者タイムの理由を簡単に説明すると、

射精によってプロラクチン(女性ホルモン)が上がる
        ↓
性欲抑制(賢者タイム)心拍数が下がる&ドーパミン(やる気ホルモン)が下がる
        ↓ 
やる気が下がる、モチベーションが落ちてしまう

つまり、パフォーマンスに影響はないが、モチベーションに影響が出る人もいるということです。

この賢者タイムは人によっては数分~数時間と個人差が大きいです。

自分の賢者タイムを把握して、筋トレと賢者タイムが重ならないよう射精をコントロールしましょう

オナ禁は精子の質を落とす

では精子の質は、オナ禁でどのように変化するのでしょうか?

2005年の研究では、被験者を11~14日間オナ禁をするグループと、特にオナニーの制限をしなかったグループの精子の質を比較しました。

その結果、オナ禁をしたグループは、精子量が33%減少し、形も約7%が変異していました。

研究者達は、自慰行為によって古い精子が外に排出されることで、どんどん新しい精子が生産された結果ではないかと考えたようです。

また射精によって前立腺がんのリスクが減ることも分かっています。

2015年にハーバード大学で研究が行われました。

月に21回射精するグループは、月に7回射精するグループと比較すると、21%前立腺がんのリスクが減少していたそうです。

これも射精によって、癌を引き起こす化学物質や古い細胞を洗い流す効果があるためだと考えられました。

性的なストレス解消

オナ禁でストレスや不安が増加

射精にはリラックス効果があります。これはドーパミンという幸せホルモンの影響によるものです。

射精を制限することで、ドーパミンが抑制され不安感が増加してしまう可能性があります。

これは、筋トレの際にパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。

また性的ストレスの解消ができないため、個人のよっては大きくストレスを増大させる可能性があります。

睡眠への影響

射精のタイミングとして寝る前がおすすめされていることもあります。

自慰行為はリラックス効果があるため、就寝前に行うことで、睡眠の質が改善するという研究もあります。

オナ禁によって、睡眠の質が悪化する方もいるかもしれません。

ただし、自慰行為のやり過ぎには注意

これまでオナ禁のデメリットを伝えてきましたが、自慰行為のやり過ぎには注意して下さい。

やり過ぎると脳の閾値が高くなってしまい、幸福感や満足感を得にくくなってしまいます。

つまり、自慰行為の満足度が減ってしまい、より強い刺激を求めるようになってしまいます。

やはり性行為がおすすめ

自慰行為も良いのですが、やはりパートナーとの性行為が一番でしょう。

パートナーとの性行為の翌日は、幸福感、やる気が高まるという研究があります。

ただし、同じパートナーと性行為をしないと効果がないということです。

一夜限りの相手では、この持続して幸福感ややる気は得られませんので注意して下さい。

性行為によって若返る

性行為によって、記憶をつかさどる海馬の神経細胞の数が増えて、記憶力が爆発的に上がるそうです。

また週3回以上、性行為をする方は平均で10歳も若く見られるそうですよ。

結論

・オナ禁は、わずかにテストステロンの数値を上げる可能性があるが、長期的に誤差の範囲
・精子の質を上げるには射精する方が良い
・オナ禁はストレスのもと
・性行為で若返る

オナ禁が筋力トレーニングにどのような影響を与えるかには、もちろん個人差があります。

オナ禁でメリットを感じている人もいると思います。

ただし、オナ禁にもデメリットがあることを理解して、自分の体で試しながら、適切な選択をしてもらいたいと思います。

より良い筋トレライフと性生活が送れるよう頑張っていきましょう。

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この記事を書いた人

40代に突入したサラリーマンです。
週5で筋トレを継続しているホームトレーニーです。
「筋サラLife」では、情報発信を楽しみながら、日々の筋トレの中で実践し学んだことをまとめています。

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