薄毛の原因はジヒドロテストステロン
薄毛の原因となるジヒドロテストステロンは、５aリダクターゼという遺伝子酵素とテストステロンが結びつくことによって作られます。
分泌されるテストステロンのうち、約１０％がジヒドロテストステロンに変わるということが研究で分かっています。
つまり、テストステロンが正常値を超えて高くなってしまうと、薄毛を進行させてしまうことになってしまうということです。
テストステロンを過剰分泌させてしまう筋トレ
テキサス大学の研究を紹介します。
トレーニング後の栄養補給でテストステロンの値がどのように変わるかを調べた研究です。
結果として、筋トレ後に何も食べないと、テストステロンが高い値のままで維持されてしまうことが判明しました。
テストステロンの値が高いのは、一見良さそうに思えるのですが、正常範囲以上に高まってしまうと、その分、ジヒドロテストステロンも増加させてしまいます。
つまり、薄毛を進行させてしまう筋トレとは、筋トレ後に何も食べないこと、と言えますね。
これは、１回筋トレ後に何も食べないというよりは、定期的に食べないと起りやすい状態で、成長ホルモンの分泌も減ってしまいます。
このような状態を避けるため、筋トレ後３０分～１時間の間に消化の良いものを食べるようにして下さい。
筋トレ後の栄養補給は、タンパク質と炭水化物を１：３の割合で摂取するのが理想と言われています。
薄毛になりやい５つの悪い習慣
ビタミンD不足
薄毛の方の血液検査をしたところ、約６２％の方で血中のビタミンDが不足していることが分かりました。
ビタミンDは、免疫力やホルモンバランスを整える役割を持っています。
太陽を１５分浴びるとビタミンDが体内で生成されますし、夜の睡眠の質も向上します。
タバコ
タバコは薄毛を進行させることが分かっています。
タバコを吸う習慣がある人は、若ハゲの率が高く、研究では５００名中４２５名が程度の差はあるもの薄毛になっていたそうです。約８割の方に当たります。
タバコが薄毛に与える影響は大きいですね。
喫煙量は関係なく、タバコを吸う＝ハゲる、ということです。(;^_^A
鉄分・亜鉛・銅の不足
これらの栄養素が不足すると薄毛が進行してしまいます。
鉄分不足は血中の酸素が不足するため、毛髪への酸素も不足し薄毛になってしまう、ということですね。
薄毛の方とそうでない方を比較した結果、薄毛の方は毛髪に含まれる亜鉛・銅の量が少なかったそうです。。
亜鉛、銅が不足しないように肉類、卵、納豆などをバランスよく摂取しましょう。
ストレス
ストレスホルモンであるコルチゾールが髪の育成サイクルを止めてしまいます。
ストレスを溜めないように注意しましょう。
ストレスは、毛髪だけでなく心身への影響が大きいので、できるだけ避けるようにしましょう。
肥満
薄毛と肥満を調べた研究があります。
BMIが高く肥満体型の人ほど、髪の毛の栄養が少なく禿げやすいと分かっています。
肥満解消のために、激しい運動をするとストレスが溜まってしまいますので、無理のない範囲で減量に取り組んで下さい。
薄毛対策にはやっぱり筋トレが効果的
血流の促進効果
毛髪も体の一部ですから、当然酸素や栄養が必要になります。
運動によって、血のめぐりが良くなれば、頭皮に十分に栄養が運ばれ、薄毛になりにくくなります。
ストレス対策
先ほども説明した通り、ストレスは薄毛の原因の一つになります。
このストレス対策に運動が効果的になります。 運動には、セロトニンという精神を安定させる物質を分泌させる作用があるからです。
運動によって、セロトニンをしっかり分泌させて、ストレス対策をしていきましょう。
生活習慣に気を遣うようになる
筋トレをすると、目的がボディメイクでも筋肥大でも生活習慣に気を配るようになります。
食事、睡眠、運動に気を遣うということは薄毛対策にも、とても有効です。
筋トレは薄毛になるなどと言われますが、育毛という面でも、とてもメリットがあります。
まとめ
・
・筋トレの後は消化に良いものを食べる
・生活習慣に気を配る
筋トレと薄毛の関係はいつも話題に上がってきていました。 結論、筋トレが薄毛の直接的な原因にはなりません。 むしろ、適度な運動は育毛に有効と考えられています。薄毛が気になる方は積極的に筋トレをすべきです。
今回紹介した注意事項に気を付けているのに薄毛が進行しているという方はAGAの可能性があります。 専門医を受診して、AGAの治療を開始してもいいかもしれません。 最初は、生活習慣を整えることから始めましょう。
