皆さん、筋トレが好きですか?
健康を保ちながら体を鍛えるのは素晴らしいことですよね。
でも、ちょっと待ってください。
筋トレが免疫力を下げてしまう可能性があるなんて聞いたら、どう思いますか?
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「えっ、そんなことあり得るの?」と思うかもしれませんが、実はあります。
特にやり過ぎや無計画なトレーニングが原因で、体が免疫力を低下させてしまうことがあるんです。
でも安心してください!
この記事では、免疫力をしっかり保ちながら筋トレを続けるための秘訣をお伝えします。
・トレーニングと免疫の関係
・免疫を落とさないための栄養
・睡眠の免疫の関係
・病気予防のためのホルモン
まず、何故筋トレが免疫に影響を与えるのか、そのメカニズムを簡単に説明しましょう。
そして、免疫力を保つために必要な栄養素や、適度な運動の重要性を深掘りしていきます。
最後に、日常生活で簡単に取り入れられる免疫力アップのコツもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
トレーニングもやり過ぎはNG? 気になる免疫との関係
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家トレで免疫力を落とさないためには、やり過ぎに注意!
家トレは手軽にできて素晴らしい運動方法ですが、やり過ぎると免疫力が低下してしまうことがあります。
特に「もっと鍛えたい!」という気持ちが強い時ほど、オーバーワークに陥りがち。
筋肉をつけるのも大事ですが、免疫を犠牲にしてしまっては元も子もありませんよね。
運動をすると一時的に免疫機能が低下することが知られています。
これは体がストレスを感じ、交感神経が活発になるため。
家トレも例外ではなく、特に長時間続けると免疫が一時的に弱まることがあります。
例えば、粘膜免疫というバリア機能が、過度な運動で一時的にダウンします。
この粘膜免疫がダウンすると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
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「あれ?頑張って鍛えたのに、体調崩してるじゃん…?」ということになりかねません。
家トレをする際も、適度な運動を心がけることが重要です。
無理せず、体の声を聞きながら進めましょう。
「ややキツい」と感じる程度がベストですし、有酸素運動なら1回2時間までに留めることをおすすめします!
激しい運動をすると、粘膜のバリア機能が一時的に低下する
ポイント:運動のやり過ぎは、粘膜免疫という体の重要なバリアを一時的に低下させます。
粘膜免疫は鼻や喉の粘膜を守り、ウイルスや細菌の侵入を防いでいます。
しかし、激しい運動をすると、この粘膜免疫が弱まり、一時的に感染症に対する抵抗力が落ちてしまうのです。
長距離ランナーがレース後に風邪をひきやすいという話を聞いたことがありませんか?
これは、粘膜免疫がダメージを受け、外部からのウイルス侵入を防ぎきれなくなってしまうからです。
適度な運動は免疫力を高めますが、過度な運動は逆効果になることも。
体調管理のためには、無理をしないことが大切です。
しかし、免疫力は一度低下しても、十分な休養をとれば回復します。
運動のたびに毎回きちんと回復させることを意識し、継続し続けると年齢などの理由による免疫力の低下も防ぐことができます。
運動で交感神経が優位になり免疫を下げてしまう
運動中に交感神経が過度に活性化すると、免疫機能が一時的に低下します。
交感神経はストレスを感じると活発になる神経で、運動中にもこの神経が刺激されます。
交感神経が高ぶると体は「危険が近い!」と判断し、免疫機能よりも即座の対応に力を注ぎます。
そのため、免疫力が一時的にダウンすることがあるんです。
激しいスプリントやウエイトトレーニングをした後に、少し疲れを感じることがあるでしょう。
それは交感神経が刺激され、体が緊急事態対応モードになっているサインです。
だからこそ、運動後にリラックスして副交感神経を活性化させることが重要です。
運動は体にとってストレスでもありますが、適度な運動なら交感神経の影響も小さく、免疫機能をしっかりと維持できます。
筋トレより有酸素の方が免疫力が低下する
運動をすると、呼吸によって取り込んだ酸素によって身体に酸化が起こります。
身体は酸化を抑制する「抗酸化力」がありますが、それを上回る酸化が起こるとダメージを追ってしまいます。
酸化ストレスは免疫細胞にもダメージを与えるので、免疫力が低下してしまうのです。
つまり、より多くの酸素を必要とする有酸素運動の方が、免疫機能に影響を与えてしまいます。
ポイント:有酸素運動をするなら、時間と強度に注意しましょう。
「ややキツい」と感じる程度で、1回の運動を2時間以内に留めるのが理想です。
長時間の有酸素運動は、体に過剰なストレスを与え、結果的に免疫機能が低下することがあります。
特に、2時間を超えるとその影響が顕著になります。
マラソンを例に考えてみましょう。
長時間のランニングをしている人は、時折風邪をひきやすくなることがあります。これは体が過度な負荷を感じ、免疫が弱ってしまうためです。
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有酸素運動は健康に良いですが、やり過ぎはNG。
ほどほどに抑えましょう。
ホルモンバランスの乱れも免疫を下げる
ポイント:運動のやり過ぎはホルモンバランスを乱し、免疫力を低下させることがあります。
運動というのも、一時的にはストレスとなります。
ストレスに対抗し、強い身体を作るためストレスホルモンを分泌します。
ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されると、免疫機能に悪影響を与えます。
また、成長ホルモンやテストステロンのバランスが崩れると、体の修復能力や免疫力が低下します。
オーバートレーニング症候群に陥ったアスリートが体調不良に悩まされるのは、ホルモンバランスが乱れ、免疫力が低下していることが一因です。
体を無理に鍛え続けることで、かえって健康を害してしまいます。
運動は適度に。ホルモンバランスを保つためには、休息やリラックスも大切です。
無理をせず、体の声をしっかりと聞きましょう!
筋トレによる免疫力低下…対策しよう
ポイント:筋トレが原因で免疫力が低下することがありますが、適切な対策を取れば、免疫を守りながらトレーニングを続けることができます。
過度な筋トレは体にストレスを与え、免疫機能を一時的に低下させることがあります。
しかし、正しい栄養補給や適切な休息を取ることで、このリスクを軽減できます。
ビタミンやミネラルの摂取、トレーニングの量と質の調整、しっかりとした睡眠などが、免疫を維持しながら筋肉をつけるために重要な要素です。
これからは、免疫力のための栄養素を解説していきます。
筋トレで免疫力を落とさないために摂っておきたい、大切な微量栄養素
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ポイント:筋トレをする際に、免疫力を落とさないためには、いくつかの重要な栄養素をしっかり摂取することが必要です。
体の免疫機能をサポートする栄養素が不足すると、筋トレ中やその後に免疫が低下するリスクが高まります。特に、抗酸菌作用の強いビタミンACEや亜鉛は、免疫を強化するために欠かせない栄養素です。
- ビタミンC:免疫システムの働きをサポートし、風邪や感染症から体を守ります。
- ビタミンA:粘膜の健康を保ち、外部からのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。
- ビタミンE:細胞を守り、免疫システムの潤滑油として機能します。
- 亜鉛:免疫細胞の生成を促進し、感染症に対する抵抗力を強化します。
筋トレをしながらも免疫力を保つためには、これらの栄養素を意識して摂取しましょう。食事やサプリメントでバランスよく補給することが、体と免疫を健康に保つカギです!
ビタミンC:活性酸素をから守る
ビタミンAは水に溶けやすい、水溶性ビタミンです。
汗や尿で体外に出やすいため、運動をしている人は特にこまめに摂ることを意識しましょう。
活性酸素から身体を守るビタミンであるため、運動量や飲酒、喫煙量などによって消費量が変わってきます。
また水溶性ビタミンは、身体に貯めておくことが難しいので、一度に大量に摂るより、こまめに摂る方が良いです。
野菜で摂取する際は、茹でると煮汁に流れ出るので、煮汁ごと摂取できるよう工夫して下さい。
ビタミンA: 粘膜免疫の守護神
ビタミンAは、粘膜免疫の維持に欠かせない栄養素で、体の第一防衛ラインを強化します。
ビタミンAは粘膜組織を保護し、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るバリア機能を維持します。
特に、呼吸器系や消化器系の粘膜は、免疫機能を支える重要な役割を果たします。
粘膜が健康であることで、外部からの病原体の侵入を防ぐことができます。
ビタミンAが不足すると、粘膜が弱くなり、細菌やウイルスに感染しやすくなるため、特に運動後の体の防御力を高めるために必要です。
ビタミンAを豊富に含む食品として、「ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ」などが挙げられます。
これらの食品は、免疫を支えるための粘膜をしっかりと保護する効果があります。
日常的に摂取することで、体内のバリアを強化できます。
ビタミンAは脂溶性ビタミンです。
食材から摂取するときは、炒め物など油と合わせると吸収率が上がります。
筋トレ後の免疫力低下を防ぐためには、ビタミンAをしっかりと摂取することが重要です。
ビタミンAを含む食品を食事に取り入れ、粘膜の健康を保つことで、免疫力を常に高めておくことができます。
ビタミンE: 免疫システムの潤滑油
ビタミンEは、免疫システムの働きをスムーズにする役割を担います。
ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、免疫細胞が正常に機能するために必要です。
運動後、体内で発生する酸化ストレスを減らすことで、免疫力を維持します。
運動中に生じる酸化ストレスは、免疫細胞にダメージを与える可能性があります。
ビタミンEを摂取することで、このダメージを防ぎ、免疫細胞の機能を保つことができます。
また、血液の循環を良くし、筋肉や臓器に必要な栄養素を運ぶサポートをしてくれます。
「アーモンドやヒマワリの種、アボカド」などにビタミンEが豊富に含まれています。
これらの食品は、日々の食事に取り入れやすく、免疫力をサポートするのに最適です。
筋トレ後には、ビタミンEを摂取して免疫システムを保護しましょう。
ビタミンEを含む食品やサプリメントを活用し、免疫力をしっかりとサポートしましょう。
ビタミンD: 免疫調節の要
ビタミンDは、免疫システムの調節において非常に重要です。
ビタミンDは、免疫細胞が過剰に反応するのを抑え、適切な反応を導くことで、感染症から体を守る働きを持っています。
ビタミンDは、特にT細胞という免疫の要となる細胞を活性化する役割を持っています。
この細胞が正しく働くことで、外敵からの攻撃を受けても、免疫システムが的確に対応し、体を守ります。
ビタミンDが不足すると、この調整機能が乱れ、免疫力が低下します。
ビタミンDは、日光に当たることで体内で生成されますが、サーモンやきのこ類などの食品からも摂取できます。
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特に冬場や日照時間の少ない地域では、ビタミンDのサプリメントも有効な手段です。
ビタミンDは脳内の活動にも使われるため、メンタルの不調を防ぐなどのメリットもあります。
免疫力を高めるためには、ビタミンDを適切に摂取することが欠かせません。
日光浴や食事を通じて、ビタミンDを意識的に補うことで、筋トレ後の免疫力低下を防ぎ、健康を維持しましょう。
亜鉛: 免疫細胞のサポーター
亜鉛は、免疫細胞の生成と機能をサポートするために必要な栄養素です。
亜鉛は免疫システムを支える重要なミネラルであり、免疫細胞の生成や分化に関与します。
亜鉛が不足すると、体内での免疫細胞の生成が遅れ、感染症にかかりやすくなります。
亜鉛は、免疫反応に関わる多くの酵素やタンパク質の働きを助けます。
特に、風邪をひきやすい人や疲労が溜まりやすい人は、亜鉛不足が関係している可能性があります。
筋トレ後の回復を早め、免疫力をサポートするためには欠かせない成分です。
亜鉛は、「牡蠣や赤身肉、ナッツ類」に豊富に含まれています。
筋トレ後の食事にこれらの食材を取り入れることで、免疫力を高めることができます。
亜鉛は、飲酒によって腸内吸収率が下がり、尿への排泄量も増えてしまいます。
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汗からも排出されてしまうので、運動習慣がある方も不足する場合が多いです。
亜鉛も身体に貯めておくのが難しい栄養素なので、日々の摂取が重要になります。
筋トレ後の免疫力低下を防ぐためには、亜鉛を意識的に摂取しましょう。
日々の食事に亜鉛を豊富に含む食品を取り入れ、免疫力をサポートしながら、筋肉の回復も促進しましょう。
世界一眠らない国民、日本人の免疫が危ない!
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ポイント:睡眠不足が続くと、免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなります。
日本人は世界でも睡眠時間が短いと言われており、その影響で免疫力が危険にさらされています。
免疫システムは、体を守るために毎日フル稼働しています。
しかし十分な睡眠が取れないとフル稼働している免疫細胞が回復せず、その修復機能が弱まり、病気に対する抵抗力が落ちます。
特に深い眠りが不足すると、副交感神経が優位となり、血管が収縮し血流が悪くなり、免疫細胞の働きが鈍くなることで、体調を崩しやすくなってしまいます。
しかも、寝不足でストレスを感じていると、体内で活性酸素が多く発生し免疫細胞を気づ付けてしまいます。
徹夜明けに風邪をひいたことがある人も多いのではないでしょうか。
睡眠不足で体が回復できないと、風邪ウイルスに負けやすくなります。
日本人は特に長時間労働やストレスで睡眠不足に陥りやすく、免疫力がどんどん低下していると言われています。
筋トレも大事ですが、しっかり眠ることも同じくらい重要です。
「今日は筋トレ頑張ったから、いつもより多めに眠るぞ!」ぐらいの気持ちで、免疫力を守りましょう。
免疫を高めるには眠りを充実させるしかない?
ポイント:免疫力を高めたいなら、良質な睡眠が不可欠です。
深く、十分な睡眠は免疫システムの回復に役立ちます。
睡眠中に免疫細胞がリペアされ、体が修復されます。
睡眠が足りないと、これらのプロセスが十分に行われず、免疫力が低下します。
睡眠は体の回復に最も重要な時間であり、質の高い睡眠が取れるかどうかが、免疫機能の働きを左右します。
寝不足が続くと風邪をひきやすくなったり、アレルギーが悪化したりすることがあります。
これは、免疫システムが十分に回復できないからです。
逆に、しっかりと眠って体を休ませることで、免疫細胞が活発に働き、病気に対する防御力がアップします。
免疫力を強化するためには、ただ筋トレや栄養を摂るだけではなく、質の良い睡眠が不可欠です。
ベッドに入ったらスマホを手放して、ぐっすり眠ることを心がけましょう!
寝る前にカフェインやアルコールを摂取しない、最低7時間、できれば8時間の睡眠時間を確保する、就寝・起床時間を固定するなど、質の良い睡眠をとるようにしましょう。
病気予防に効果あり。覚えておきたいホルモン「神7」
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免疫力を保つために重要なのは、食事や運動だけではありません。
体内で働くホルモンを適切にコントロールすることが、病気予防のカギになります。
ホルモンは、体内のあらゆる機能を調整する重要な役割を果たしており、特に免疫システムに大きく関わっています。今回は、免疫力に深く関係する「神7」と呼ばれる7種類のホルモンについて詳しく紹介します。
これらのホルモンを理解し、バランスを保つことで、病気に負けない健康な体を維持しましょう!
1. コルチゾール – ストレスと免疫力の天秤
まず紹介するのは、ストレスホルモンとして知られる コルチゾール。
コルチゾールは、ストレスがかかると分泌され、体を緊急対応モードに切り替えますが、これが過剰になると免疫力に悪影響を及ぼします。
ストレスを感じると、免疫細胞の活動が一時的に抑えられ、病気にかかりやすくなるのです。
試験や仕事でストレスが溜まったとき、風邪をひきやすくなる経験はありませんか?
それはコルチゾールの仕業。
過度なストレスを溜め込まないことが、免疫力を保つための秘訣です。
リラックスする時間を作ったり、趣味に没頭するなどして、コルチゾールをうまくコントロールしましょう。
2. メラトニン – 睡眠と免疫の守護者
次に紹介するのは、 メラトニン。
このホルモンは、主に夜間に分泌され、体をリラックスさせて深い眠りに導きます。
睡眠中にメラトニンが分泌されることで、体の細胞は修復され、免疫機能も強化されるのです。
夜しっかりと眠ることで、体内の免疫細胞が活性化し、病気から体を守ってくれるのです。
メラトニンを増やすためには、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。
夜更かしや不規則な生活はメラトニンの分泌を妨げるので、しっかりと睡眠を確保しましょう。
また、日中のセロトニンが夜のメラトニンに変わるため、日中の活動も重要です。
しっかりと太陽の光を浴びることが良い影響を与えます。
3. セロトニン – 幸せホルモンで免疫を強化
セロトニンは、別名「幸せホルモン」として知られています。
このホルモンは、ストレスを軽減し、心を安定させる働きがあり、免疫システムにも影響を与えます。
セロトニンの分泌が活発だと、自律神経が整い、免疫細胞の働きが向上します。
セロトニンは、日光を浴びることで分泌が促進されるため、毎日少しの時間でも屋外で過ごすことが推奨されます。
また、大豆製品や乳製品を摂ることでもセロトニンを増やすことができます。
ウォーキングやヨガも、セロトニンを増やすために効果的です。
「笑う門には福来たる」という言葉通り、毎日少しでも笑顔で過ごすことが、免疫力向上の鍵になります。
4. テストステロン – 筋肉を作り免疫を強化
テストステロンは、主に男性ホルモンとして知られていますが、筋肉の増強やエネルギー代謝に関わり、免疫システムにも影響を与える重要なホルモンです。
特に筋トレを行うことで、テストステロンの分泌が促進され、筋肉が増えるだけでなく、免疫機能も高まるのです。
適度な筋トレは、テストステロンの分泌を増やし、免疫細胞が活発になる環境を作り出します。
注意点は「過度」なトレーニングを避けること。
やりすぎると逆に体が疲れてしまい、免疫力が低下するリスクがあります。
無理せず、適度なトレーニングを心がけましょう。
5. 成長ホルモン – 体を修復し免疫をサポート
成長ホルモンは、名前の通り成長を促進するホルモンですが、細胞の修復や再生にも大きな役割を果たしています。
このホルモンが適切に分泌されることで、体内の免疫機能がサポートされ、病気に対する抵抗力が高まります。
特に、睡眠中に成長ホルモンが多く分泌されるため、質の高い睡眠を確保することが重要です。
成長ホルモンをしっかり分泌させるためには、深い睡眠が欠かせません。
筋トレや有酸素運動も成長ホルモンの分泌を促進するため、バランスの取れた生活が大切です。
6. エストロゲン – 女性ホルモンが免疫を調整
女性ホルモンとして知られる エストロゲン も、免疫システムに大きく関わっています。
エストロゲンは、体内の免疫システムを調整し、外敵から体を守る働きを持っています。
特に、女性はエストロゲンのバランスが崩れると、風邪や感染症にかかりやすくなることが知られています。
また、エストロゲンは抗酸化作用も持っており、細胞の老化を防ぐ効果も期待されます。
ホルモンバランスを保つためには、ストレスを減らし、規則正しい生活を送ることが大切です。
特に、更年期以降はホルモンバランスが崩れやすくなるため、食事や生活習慣の改善が不可欠です。
7. インスリン – 血糖値管理と免疫の関係
最後に紹介するのは インスリン。
血糖値を管理するホルモンであるインスリンは、糖質代謝を助けるだけでなく、免疫細胞のエネルギー源を確保するためにも重要です。
インスリンが正常に機能していると、免疫細胞がエネルギーをしっかりと利用でき、病気から体を守ることができます。
インスリンの分泌を正常に保つためには、バランスの取れた食事と適度な運動が欠かせません。
特に、糖質を過剰に摂取するとインスリンの働きが鈍くなるため、食事には気をつけましょう。
糖質の摂取を適度に抑え、野菜やたんぱく質を中心とした食事が、免疫力を高めるカギとなります。
これらの「神7」ホルモンをバランスよく保つことが、免疫力を強化し、病気に対する抵抗力を高めるための秘訣です。食事、運動、睡眠の質を意識して、ホルモンバランスを整え、健康な体を維持していきましょう。
免疫力を高めるにはどれぐらいの運動がいい?
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ポイント:免疫力を強化するためには、適度な運動が効果的です。
体を動かすことで免疫細胞が活性化し、体温が上がって病気に対する抵抗力が高まります。
適度な運動は、体温を上げて血流を促進し、免疫細胞が体中を巡る速度を速めます。
その結果、体の中で病原体と戦う力が高まり、風邪や感染症にかかりにくくなります。
●日常生活では、毎日60分程度の体を動かす程度の運動量
(歩く、掃除をする、自転車に乗るなど)
●週2回以上、1回30分以上の息がはずむ程度の運動(軽い筋トレなど)
体を動かすことでストレスホルモンのコルチゾールが減少し、免疫細胞が活発に働きます。
また、軽い筋トレも免疫機能をサポートし、筋肉を強化することで全身の健康状態が向上します。
運動は免疫力を高めるために欠かせませんが、過度な運動は逆効果。
無理なく続けられる範囲で、適度な運動を日常に取り入れて、体も免疫も強化しましょう!
体温が上がる
ポイント:運動をすると体温が上がり、免疫力が高まります。
体温が上がると血流が促進され、免疫細胞が効率よく体内を巡り、病原体を撃退する力が強まります。
また、体温が高いほど、ウイルスや細菌は活動しにくくなります。
軽いジョギングやウォーキングで体を温めると、免疫システムが活性化し、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。
逆に、体が冷えていると、免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。
免疫力を高めるためには、適度に運動をして体を温めることが大切です。
冬場でも軽く体を動かす習慣をつけましょう!
ストレス解消になる
ポイント:運動はストレスを解消し、免疫力を向上させます。
運動をすると、脳内でストレスホルモンが減少し、リラックス効果が得られます。
ストレスが少ない状態では、免疫システムが活発に働き、感染症に対する抵抗力が高まります。
ストレスが溜まっているときに、軽い運動をして気分がスッキリした経験はありませんか?
このリラックス効果が、免疫力を上げる重要な要素です。
運動後には心がリフレッシュし、体の免疫細胞も元気になります。
ストレスが溜まっていると感じたら、適度な運動でリフレッシュすることが免疫力を維持する秘訣です。
気分も体もスッキリさせて、免疫システムを活性化しましょう!
基礎代謝について興味がある方は、「【徹底解説】40代こそ筋トレで基礎代謝を上げようて若返ろう」の記事も参考にして下さい。
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グルタミン最強説?免疫力向上や筋肉分解抑制をする?
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筋トレマニアの間では、「グルタミン最強説」がささやかれていますが、実際どうなんでしょう?
まず、グルタミンってそもそも何?という方のために、基礎から説明しますね。
グルタミンとは
グルタミンは、体内で最も豊富に存在するアミノ酸のひとつです。
「えっ、そんなに豊富なら、別に気にしなくてもいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、そこが重要なポイント。
実は、運動やストレスがかかるとグルタミンの消費量が急増し、体がグルタミン不足に陥ることがあります。
特に筋トレや激しい運動をすると、体は「これ、グルタミン足りないかも!」と叫び始めるわけです。
グルタミンの働き
では、グルタミンがどんな仕事をしているのか、簡単に見てみましょう。
筋トレをしている人にとっては、知っておくと「なるほど」とうなずけるポイントがたくさんありますよ。
1.免疫力向上
2.筋肉分解抑制
3.消化吸収のサポート
1. 免疫力向上
グルタミンは免疫細胞のエネルギー源として重要です。
運動後に免疫力が低下することがありますが、グルタミンをしっかり補給していると、免疫細胞も元気を取り戻しやすくなります。
つまり、免疫力を下げずにトレーニングを継続できる可能性が高まるのです。
だから、風邪をひきやすい人や、トレーニング後に体調が悪くなる人には特におすすめ。
免疫を落としたくないなら、グルタミンはあなたの強い味方です!
2. 筋肉分解抑制
筋トレ後、体が「エネルギー不足だ!筋肉分解だ!」と叫ぶことがあります(そんな声は聞こえないけどね)。
グルタミンは、そんな筋肉分解を抑える効果も期待できます。
つまり、筋肉をつけたいなら、しっかりグルタミンを補給しておくことが大事。
筋肉を壊して再生するのがトレーニングですが、壊しすぎると回復が遅れてしまうので、グルタミンでそのバランスをうまく保ちましょう。
3. 消化吸収のサポート
これ、意外に知られていないんですが、グルタミンは腸内の健康を保つのにも役立っています。
腸は免疫力の70%以上を担当する重要な臓器です。
腸が健康であれば、免疫力もバッチリ!
逆に、腸内環境が悪くなると免疫力も落ちてしまうため、グルタミンを摂取して腸内の粘膜をサポートすることが大切です。
なので、「腸活」をしている方にもグルタミンは欠かせませんね!
グルタミンを食品やサプリから摂取しよう
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「でも、グルタミンってどうやって摂ればいいの?」と思いますよね。
答えは簡単。
食品やサプリメントから摂取することが可能です。
具体的には、肉類や魚、卵、乳製品などにグルタミンが豊富に含まれています。
ただし、毎日の食事だけで十分な量を摂取するのは難しいこともあるので、トレーニング後にはサプリメントで補給するのも手です。
これがグルタミン摂取の難しいところなんですが、グルタミンは熱を加えると変性したり、減少してしまうという特徴があるんです。
お酢などにも弱いので食べ方によって、グルタミン量が減ってしまう場合があります。
特に、ハードな筋トレをしている人は、グルタミンサプリを摂取することでリカバリーを早めたり、筋肉の維持をサポートしたりすることが期待できます。
ですので、ジムに行った帰りには、プロテインシェイクにグルタミンパウダーをちょっと追加してみてください。
それだけで、体が「ありがとう!」と叫んでくれるかもしれません。
まとめ
この記事では、筋トレと免疫力の関係について詳しく見てきました。
要するに、筋トレは健康維持に欠かせないものですが、やり過ぎは免疫力を下げる可能性があるため、注意が必要です。
筋トレを効果的に行いながら免疫力を保つためには、適度な休息、バランスの取れた栄養摂取、そして自律神経を整えることが重要です。
さらに、グルタミンの摂取や、ホルモンバランスを保つこと、そしてしっかりとした睡眠が、免疫力の維持に役立つことを覚えておきましょう。
筋肉をつけるだけでなく、全体的な健康状態をサポートするために、これらの要素をしっかり意識して、効果的なトレーニングを行ってください。
では、これからも楽しく筋トレを続けて、健康と強い免疫力を手に入れてくださいね!
「無理しないけど、諦めない」をモットーに、あなたのトレーニングライフが最高の結果をもたらすことを願っています。